29 7月 2014

6日目 旅行中の日記と写真と家計簿

旅先での思い出は記録に残しておかないとすっかり忘れてしまいます。 

実を言うと、結婚した頃はそういう記録をろくに残しておらず、

結婚式を挙げた教会名も覚えていないのです…

(´Д`;)<まじで・・・と娘に驚かれています。

今回の夏の旅行で、日本を発つ前に決まっていたのは滞在先と交通手段のみ。

滞在先での毎日の行先はその前夜に決めたり、行き当たりばったりで決めたり、

すべての日程表が空白で、それを埋めていく感じでスタートしました。

ホテル滞在ではないので固定回線の電話もなく、

主人に私が元気でいることを伝える手段として利用したのがブログでした。

その頃「Instagram」を知っていたらそちらを選択していたと思います。

カレンダーを家族で共有出来るようにしておくのも方法ですね。

インターネットの存在は大きいです。


写真はカメラ用に購入していたEyefi カード( Wi-Fi内蔵のSDメモリカード)が便利。

初期設定さえしておけば、Androidもパソコンへも全自動で転送されます。

と言ってもヨーロッパと日本の距離なのですぐに転送とはいきませんが。

私の場合、写真は富士フイルム X20のカメラとEmobile LTEで撮影し、

ブログの方にUPしていきました。

機械に関して強くない私でも何とか使いこなせました。

日本にいる主人にはそのブログを通して私の無事を確認してもらいました。


旅先でのお金は、現金と数枚のクレジットカード等を使い分けしました。

現金はポンドとユーロと円、それと銀行のカードやpaypal、

クレジットカードはビザ、マスター、JCB と用途用途で使い分け。

一体いくらのお金をどこで、どういう形で支払っているか掴んでおかないと、

後でだと全く訳がわからなくなってしまいます。

普段(日本で)は家計簿をつけていない私なのですが、

旅先でどんな生活を送ったかの記録位はつけないと…という気持ちもあります。



7年前の夏にもヨーロッパを40日間子供達を連れて3人で車で旅行をしました。

その時は子供達が幼く、やることが今より沢山ありました。

子供達はまだ小学生、勉強もやらせながらの旅行でした。

公文のプリントと私の手作りの苦手漢字のプリント、それらの丸付け。

滞在先は今回と同じくセルフケータリングだったので、炊事、洗濯、掃除、

夜中に旅程を立てて、車で毎日どこかに観光に行って、と一日があっという間。

忙しい日々で、日記もつけられないまま過ごしました。

密度の濃い旅行だったのですが、現在その時の記録が殆どありません。

メールでのやり取りくらいは残っていてもおかしくないのですが、

4年前に息子がWindowsからUbuntuとやらをパソコンに入れたため、

その時使用していたノートパソコンに入れていた写真やデータだけでなく、

ごっそりメールのデータが消えてしまい、滞在先のオーナーさんとのやり取りも

跡形もなく消え去ってしまったのです・・・(涙)


データが消えてしまった頃に行った素敵なレストランにもう一度行きたいと思っても

名前も思い出せず、地図を見ても分からず、教えてくれた友人も忘れたとかで

今回行くのを諦めていた時に主人が過去のクレジットカード明細を調べてくれ、

レストラン名が分かり、住所やHPを教えてくれました。

結婚式を挙げた教会の名前も主人の方がよく把握しているかもしれませんね。

 

それらの反省も踏まえ、今回は家計簿、そして旅行の日記をブログに記しています。

6日目 夕食 ムール貝の白ワイン蒸し

運転の恐怖はどこへ行ったのだか、一日観光に明け暮れ、

観光の後はスーパーに寄り、買い出しをします。  


ネット売りのエシャロットを購入。今夜はムール貝の白ワイン蒸しです。

日本でもエシャロットは出回っていますが、お高め。

ヨーロッパでは安く出回っているのでここぞとばかりに買いました。

旨み・香味が違うので洋風料理にはエシャロットを使うと美味しくなります。


旅行に行く時に重宝するのでいつも包丁とまな板は持参しています。

みじん切りをするのもテーブルがしっかりしていないので中途半端ですが、

鍋に火をかけ、ニンニクと一緒にバターで炒め、ムール貝を入れます。

ここでセロリも一緒に入れたい所ですが、材料軽減。

そこで登場するのが、Rondele Garlic & Herbs Cheese。

日本のスーパーでよくあるブルサンのガーリック&ハーブと同じような物です。

私一人の食事の為にセロリを買わずとも、これで十分代用できます。

バゲットサンドにもハムと一緒に挟んで入れると美味しいんです♪

バゲットサンドにすると、ニンニクのニオイがちょっと気になるんですけどね。

これと白ワインを鍋に加え入れて蓋をし、時々混ぜて溶かします。

ムール貝にいい味がしみ込み、美味しくなります。

ムール貝だけでなく、他でも色々代用できるので便利な食材です。


それをコトコト煮て貝の口が開くと出来上がりです。いい香りが部屋中漂っています。


翌日のバゲットサンドも前の晩から用意をしています。

バゲットとムール貝の白ワイン蒸し、食が進みます。


フランス北部のスーパーでは生のムール貝を置いていましたが、

フランスの南部に行くとぱったり見なくなりました。

ここで食べておいてよかった♪

6日目 モンス Monsへ

ベルイユ城 (Château de Beloeil)をゆっくり観光した後、Mons モンスヘ。


こちらも世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」に認定されている場所です。

  

パーキングチケット、今回もしっかりチェック。

 
 
 

 

 

 
 





  

6日目 Château de Belœil ブロイユ城(ベロイ城)へ


トルネーのノートルダム大聖堂や鐘楼を見て車に戻りました。

駐車券の方は問題なく、ホッとし、次の場所に向かいます。

ベルギーはブルージュだけでなく運河の多い国。

道路信号や鉄道だけでなく、船が通る際、遮断機が下りて赤信号になります。

 

そういう感覚を忘れていたので一瞬何だろう?とびっくりしましたが、

ボートが運河を通るための橋が上がっていました。

跳ね橋は前にも見たことがあったのですが、こちらのタイプは初めて。

ベルギーワロン地方にあるベルイユ城 (Château de Beloeil)へ向かいました。


車があれば楽に行けますが、バスだと本数が少ないです。(1時間に1本)


 のどかな風景を横目に時々写真を撮りながら進みます。


  

ベルイユ城 (Château de Beloeil)Chateau de Beoeil は

トゥルネーとモンスの中間位にあります。

ヨーロッパ有数の貴族リーニュ家の14世紀以来の居城。

駐車場に車を停めてお城の入り口へ。

門の所にボックスはありますが、係の方はいらっしゃいません。

 

お城と庭園の入場料が9ユーロ。(お城に入ると受付があります。)

あの大きなベルサイユ宮殿を見た後でも、こちらのお城の規模には驚きました。

こんな田舎町に、こんなにまで大きなお城が現れるとは思ってもいませんでした。

とは言え、ベルサイユ宮殿の敷地が1,070 ha、こちらの庭園が25ha。

比較すると一瞬小さく思えましたが、そんなことない!!広いです。

東京ドームの5倍、こういう例えよくありますが、余計分からなくなります。

 

 石畳を歩く間、一歩一歩に不思議と感動がありました。


お城の周りは水堀となっていています。

 

上の写真の車が2台停まっている右側の門の奥に

「関係者以外進入禁止」、と書かれてある札がありました。

リーニュ家というと現在もベルギーの最上級貴族家門の1つで、

ベルギー王室の人々とも親称で呼び合うことを許される特権を持っているそうです。

そして、その子孫の方が今もこちらのお城のに住んでいらっしゃるそうです。



想像しても想像しきれない階級や社会がありそうです。


 お城の周りは水堀と森。

 


ベルサイユ宮殿に負けず劣らず、と思うほど、規模が半端ないです。

 

観光客も夏のシーズンなのに非常に少ないのが不思議。

 

1900年に大火があり、本館が焼失したそうですが、幸い調度品、タペストリー、

磁器などの美術品等は災禍を逃れ、このように惜しげなく展示されています。

火災後にフランス人建築家サンソンによって再建されて現在があるのですが、

その財力ははかり切れません。



 

タペストリーも日焼けで色が褪せていますがこれは15~19世紀の品。

ガラス張りにして囲って保護したくなります。

 

 裏の景色も雄大です。

 

肖像画などもこの広い城内に所狭しと飾られています。



こちらの図書室には2万巻以上の蔵書が柱のようにある書架(本棚)にぎっしり。

 



 

水堀に囲まれた美しいお城に選ばれているベロイユ城、感激ものでした。

 住所 Chateau de Beloeil 11, rue du Chateau - 7970 Beloeil

6日目 トゥルネー(Tournai) ベルギーへ

リールはベルギーに近い街。

隣国へ車で30分くらいで行けるなんて日本では想像がつきません。


最初に向かったのは、トゥルネー(Tournai)。ベルギーの最古の町です。

上の地図はグーグルマップのスクリーンショットなのですが、カタカナだとやはり変。


私が旅行中に利用していたのはタイヤやガイドブックでおなじみのミシュランの地図。

上のスクリーンショットのように地名は英語。

旅行中、特に地名はカタカナでなく、英語で見ていないとかえって疲れます。

ミシュランのアプリで検索するとガソリンスタンドも観光地も駐車場も検索できます。


出発前に目的地への大体のルートは把握しておくといいです。

目的地はトゥルネーのノートルダム大聖堂。案内はカーナビにお任せ。

到着して最初は駐車するスペース探し。

ノートルダム大聖堂がすぐ近くに見える場所に停められたのですが、

ベルギーでパーキングチケットを買うのは初心者。

パーキングチケットの機械を見付け、おおよその観光時間分を購入。

しかし、出てきた駐車券には全く違う時間が表記されているのでビックリ!

なぬ!?時間がでたらめじゃないか!

いきなり難題です。このまま観光に行ったのでは後が怖い!

たまたま同じくらいのタイミングに駐車した方(観光客)がいたので

その方がどうするか様子を見ていました。

するとその方も駐車券の表記にミスがあるのに気付き、

奥さんと何か話していたかと思ったらペンをとり駐車券にメモをし始めました。

速攻アタック!

「Bonjour Monsieur ボンジュールムッシュー。

私も先ほど駐車したのですが、フランス語が分かりません。

私の駐車券にもフランス語で一筆書いて下さい!

S'il vous plait. シルブプレ。」

ありがとう!こう書くんだ、助かりました。
公共のパーキングメーターの表記がでたらめな時間。

気を付けて確認しておかないと無駄に罰金を払わされるかもしれなかった…

たまたま観光客の方がいてラッキーでした。

世界遺産のトゥルネーのノートルダム大聖堂



トゥルネーの鐘楼
ノートルダム大聖堂の近くにそびえています。