29 7月 2014

6日目 Château de Belœil ブロイユ城(ベロイ城)へ


トルネーのノートルダム大聖堂や鐘楼を見て車に戻りました。

駐車券の方は問題なく、ホッとし、次の場所に向かいます。

ベルギーはブルージュだけでなく運河の多い国。

道路信号や鉄道だけでなく、船が通る際、遮断機が下りて赤信号になります。

 

そういう感覚を忘れていたので一瞬何だろう?とびっくりしましたが、

ボートが運河を通るための橋が上がっていました。

跳ね橋は前にも見たことがあったのですが、こちらのタイプは初めて。

ベルギーワロン地方にあるベルイユ城 (Château de Beloeil)へ向かいました。


車があれば楽に行けますが、バスだと本数が少ないです。(1時間に1本)


 のどかな風景を横目に時々写真を撮りながら進みます。


  

ベルイユ城 (Château de Beloeil)Chateau de Beoeil は

トゥルネーとモンスの中間位にあります。

ヨーロッパ有数の貴族リーニュ家の14世紀以来の居城。

駐車場に車を停めてお城の入り口へ。

門の所にボックスはありますが、係の方はいらっしゃいません。

 

お城と庭園の入場料が9ユーロ。(お城に入ると受付があります。)

あの大きなベルサイユ宮殿を見た後でも、こちらのお城の規模には驚きました。

こんな田舎町に、こんなにまで大きなお城が現れるとは思ってもいませんでした。

とは言え、ベルサイユ宮殿の敷地が1,070 ha、こちらの庭園が25ha。

比較すると一瞬小さく思えましたが、そんなことない!!広いです。

東京ドームの5倍、こういう例えよくありますが、余計分からなくなります。

 

 石畳を歩く間、一歩一歩に不思議と感動がありました。


お城の周りは水堀となっていています。

 

上の写真の車が2台停まっている右側の門の奥に

「関係者以外進入禁止」、と書かれてある札がありました。

リーニュ家というと現在もベルギーの最上級貴族家門の1つで、

ベルギー王室の人々とも親称で呼び合うことを許される特権を持っているそうです。

そして、その子孫の方が今もこちらのお城のに住んでいらっしゃるそうです。



想像しても想像しきれない階級や社会がありそうです。


 お城の周りは水堀と森。

 


ベルサイユ宮殿に負けず劣らず、と思うほど、規模が半端ないです。

 

観光客も夏のシーズンなのに非常に少ないのが不思議。

 

1900年に大火があり、本館が焼失したそうですが、幸い調度品、タペストリー、

磁器などの美術品等は災禍を逃れ、このように惜しげなく展示されています。

火災後にフランス人建築家サンソンによって再建されて現在があるのですが、

その財力ははかり切れません。



 

タペストリーも日焼けで色が褪せていますがこれは15~19世紀の品。

ガラス張りにして囲って保護したくなります。

 

 裏の景色も雄大です。

 

肖像画などもこの広い城内に所狭しと飾られています。



こちらの図書室には2万巻以上の蔵書が柱のようにある書架(本棚)にぎっしり。

 



 

水堀に囲まれた美しいお城に選ばれているベロイユ城、感激ものでした。

 住所 Chateau de Beloeil 11, rue du Chateau - 7970 Beloeil

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