アパートの6階から、重いスーツケース2つと手荷物2つ、
それと、ゴミ(部屋に置いといていいよ、とオーナーさんは言っていたのですが)を
何度か往復し、やっとのことで持ち下り宿を後にしました。(荷物がきつかった!)
メトロでパリ北駅(パリ・ノール、ガール・デュ・ノール、Gare du Nord)へ。
今日からはレンタカーです!結構緊張です!!
というのも、この6年位、私はペーパードライバーなのです。
東京ではバスや電車、タクシーの生活を送っているので、
自動車を運転することがなく、私にとって久々の運転となるのがここパリ!
しかも左ハンドルの右側走行!
パリに来て乗り物に乗る時の見方、探し方を娘にも教えながら来ていたので、
娘もコツが掴めてきました。レンタカーの表示もいち早く探してくれました。
スーツケースを引きずりながら、メトロの乗り換えをし、
動く歩道など、かなり長い道を歩き、何とかここまで来れました。
今までパリに来ても町中でレンタカーをすることがなかったので、
パリの北駅にあるレンタカーオフィスに来るのは初めてでした。(駅直結)
複数のレンタカー会社がこちらにまとまって入っています。 |
予め予約していた車は、後から来る主人と息子のスーツケース2つも計算に入れ、
大人5人、スーツケース4つ入る大き目のサイズの車を手配しました。
この写真リストには載っていない車種なのですが、
ドイツ車のアウディ Audi A6 2.0 Tdi Multitronic (ディーゼル)でした。
この位のサイズの車でオートマに絞ると、カーナビがついています。
なんと、この車、日本での市場価格が500~600万もするような高級車でした!
車好きの方は海外でレンタカーをするの、おススメです。
大きいサイズの車を選べばこのランク前後の高級車に乗れますよ。
フランス人のスタッフの方に駐車場まで案内してもらいました。
頭一つ出ている大き目の車だったので、自分の中の不安を隠せません。
数年前キーレスの車に初めて乗り、びっくりしているような車に疎う程。
操作方法だってかなり変わっているに違いない!
まずは車体のダメージチェックから始まります。
今回は車両補償の保険はプラスしなかったので、丁寧なチェックです。
500万以上の高級車だとその時知っていたら、即決でフル保険でしたね。(笑)
傷のチェックを全て確認し終えた後は、基本の操作方法を教えてもらいます。
最近の車はボタン一つで操作が可能な車もあるようですが、ろくに知らず、
カーナビの設定もしっかり教えてもらおう!と思っていたのですが
相手はほとんどフランス語。困った…
「もう何とかします。。。」
不安な顔は娘からはすぐに読めたようで、
「お母さん、大丈夫?」
緊張したこわばった顔ではありましたが、
「何とかね!」
出発!進行!
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久々の運転、しかも左ハンドルに心臓バクバク! |
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ナビの設定を英語に変えて、目的地に向かいます。 |
不慣れな運転の中、ラウンドアバウト(ロータリー)はどちらが優先?!
頭の中はパニック状態。でも走らないことには前には進めず… (~.~;)タラーン;
焦りながらも、周りの車のスピードにある程度近付け、時速90km走行。
写真撮影をしてもらっていた娘に少しずつ変化が現れてきました。
時折「ヒヤリ」とする、目から入ってくるスリリングな光景と、
それにより体が退く感覚で物静かになってきていました。(ごめんね。)
今となってですが、本当にこの時の運転程焦ったことはありません。(-_-;)
静かな道だと他の車に迷惑を掛けないし、
娘にも不安感を与えないので私自身も落ち着いた運転が出来ます。
パリ北駅から約1時間、スリルのあるドライブ、
決して快適とは言えない、鳥肌の立つようなドライブでした。
車から降りて、娘が一言、
「・・・よかった~。生きて到着できた・・・。(^_^;
人生でこれほど怖い思いをしたことはないよ。恐かった~。
でも、これからお母さん一人で大丈夫?1週間後に会える?」
その時私も思っていました。
-本当に1週間後に娘に会えるだろうか?!
-事故死? するかも。やばいかも…(-。-;)
-娘と会えるのはこれで最後?ニュースで知ったりしたら娘はどうなる?
嫌な事ばかりが頭の中をよぎります。
うーん、考えないようにしよう。
これから約1週間、私一人のフランス、レンタカードライブ旅の始まりです。
私はとんでもない旅のプランを作ったものだ、とこの時は後悔していました。
それが、次第に変わっていくんですよ、嬉しいことに♪
今回のレンタカーの予約は7/27パリ北駅で借りて8/3CDG空港でドロップオフ。
娘と私二人だけや私一人旅の間はコンパクトタイプの車でもよかったのですが、
オートマで、荷物も載せれて4人以上乗れる車種で、1週間以上のレンタル
となると料金はほとんど変わらなかったようです。
こちらの手配は主人が担当してくれました。