02 8月 2014

10日目 マナーハウス Manoir de Beaumarchais

今夜は3人で宿泊。ツインルームにエキストラベットを入れてもらいました。


部屋は落ち着きのあるブルーで、同じ花柄に統一されたのベッドとカーテン。

周囲が自然豊かだけに眺めも最高。

エキストラベットのスプリングがかなり柔らかいのですが (;_;)、

息子に我慢してね、と寝てもらうことに。

広々とした窓から見える外の景色は鏡にも映っています。


サマータイムのフランス、夜8時になっても明るいです。
シャワールームにシャンデリア
洗面台は2つ、タオルのカラーもブルー。


外の明るさとは関係なく、長距離フライトと時差、日々の疲れ、

そして今日は土砂降りにあい疲れのたまった主人と息子が先にお休み。

外はまだ明るいのですが、ドアを閉めると部屋は真っ暗。

私はパソコンを持って中2階にあったソファーへ移動しました。

やっと外が暗くなってきた頃、他の宿泊客が夕食を終えて車で戻ってきました。

レストランもなく、歩いて行けるレストランはないので移動は全て車です。

でももし、ディズニーランドパリ周辺のホテルとこちらが同額、いやそれ以上でも

迷わずこちらを選びます!とっても素敵なマナーハウスです。

ちなみにこの宿、週末の土~日曜の1泊朝食付き、3人で145ユーロ。

換算すると20,000円位、この内容でこのお値段、また泊まりたいです。

10日目 パリ近郊のマナーハウスに宿泊

今夜泊まる宿は口コミやHPを見て予約したマナーハウス、

Manoir de Beaumarchais になります。

『フィガロの結婚』の原作者ボーマルシェと名前は同じですが関係はなさそうです。

場所はパリのPorte de Bercyより44km、ディズニーランドパリからだと18km、

シャルル・ド・ゴール国際空港から50km、オルリー空港から55kmと

車があれば楽に足を運べる距離にあるマナーハウスです。

ディズニーランドパリの周りにも沢山魅力的なホテルがありますが、

全く違った環境の宿に泊まるのもおススメです。


カーナビに住所とポストコードの「77610 Les-Chapelles-Bourbon」

と登録し、迷わず行けるものと思っていましたが迷いました。

子供が一人道で迷っているのなら分かりますが、

車で迷っていても気が付いて、声を掛けてくれる方がいるのにびっくり。

それも私達は外国人。言葉が通じるかどうかも分からないのに。感謝です。

辿り着いたマナーハウスの門の所で驚きました。

私が観光してきたようなお城のような世界。

興奮の連続で写真がたくさんです。

晴れたり曇ったり雨が降ったりだったのでシャッターチャンスは逃せません。

門を通り抜けます。
右手に広い池があります。
マナーハウスまで車で進みます。
ホームページで見たあの建物です。
小屋があり犬が吠えています。後で行ってみよう。
こちらがマナーハウスの入り口です。
入り口を入ったところ。
マナーハウスの方が到着した車まで出迎えに来て下さいました。

荷物を運び入れ、館内の案内をしてもらいました。

入り口を入って左、こちらの続きは下の写真へ。
入って一つ目の部屋
先ほど来た入り口の門の方向になります。
2つ目の部屋がダイニングルーム、こちらで明日の朝は朝食です。奥にまだ部屋が…
こちらは裏庭。朝食はこちらで頂くことも出来ます。優雅!
  

中2階的な場所にある小部屋
小部屋に入った場所
中2階の小部屋から入り口を見下ろす
  

この先に私達が今夜泊まる部屋があります。
日が陰らないうちに、と敷地内の探索に忙しい私です。

濡れてしまったカメラもスマホも問題なく使えて良かった~。

主人も息子も日本からの長旅の後なので部屋で一休み。

広々としたところにある犬小屋
人懐っこいワンちゃん。なめられました。
姫リンゴかな、実がたわわに実っています。
先ほどの犬小屋とマナーハウスが背景に。広い!
マナーハウスの周りから
裏に林があります。なんて広いんだろう。
建物を一周回って入り口近くに戻ってきました。
いい宿を見付けたものだ!満足。

Manoir de Beaumarchais

住所 :  Lieu-dit Beaumarchais, 77610 Les Chapelles-Bourbon
電話 : +33 1 64 07 11 08


Manoir de Beaumarchais の予約の流れ


私がこのマナーハウスを予約しようと行動し始めたのが2014年7月1日。

Booking.com等のホテル予約サイトからは宿の予約が出来ませんでした。

ホームページの Online reservation から日付と人数を入れたのですが、

表示されるのは1泊単位ではなく2泊連泊のプロモーション価格のみでした。

CONTACT フォームから連絡をするとメールで返事が戻ってきました。

ホームページに書かれてあるinfo@で始まるメールアドレスからの返事ではなく、

Yahooのフリーアドレスからの返信でした。

宿泊の予約保証としてクレジットカード番号と使用期限とCVVナンバーを

知らせてください、という内容。

クレジットカードの全情報をメールで知らせるのは危険かと思い

マナーハウスとは電話でやりとりをし、7月5日に予約を完了しました。

時差はあってもスピーディーに対応してくださいました。

10日目 夕食 メガサイズのピザに唖然失笑

ジヴェルニー Giverny で激しい雨に打たれ、全部の着替えはできなかったものの

濡れていた洋服も何とか重さを忘れられるほどになってきました。

主人の予想通り、やがて雨は上がり青空が見えてきました。

ジヴェルニーから今日泊まる宿に向かっていたのですが、

地図を見ると宿の周りはかなりの田舎なので、

途中でミネラルウォーターを購入しておこう、と小さな村に立ち寄りました。

Villeneuve-le-Comte ヴィルヌーヴ・ル・コント という村になります。

ディズニーランド・リゾート・パリからですと車で15分弱の所です。

村の中央くらいには大きな樹木と芝生の広場、そして教会があります。

水色の車、目立つけどおしゃれな感じ。
この水色の車、芝生の上に乗り上げていました。(芝が傷みそう…)

この場所といい車のボディーの色といい、車のCMの1シーンみたいです。

見える通路は下の写真の通路につながっていて広々とした広場のような感じです。

 

同じサイズの樹木がきれいに間隔をあけて植わっていてその影もきれいでした。

ここに立って右側背に先ほどの教会があります。
教会の前の芝生部分をテラスとして使っていたお店があったので、

そちら、La Taverne で夕食を食べていくことにしました。

観光地ではないので、地元の方が集まるような場所、

夕方のひと時を飲み物を片手に語らっていました。

フランス時間の18時頃、空も青々としてまだまだ明るいです。


私にとっては今日が10日目にして初めて夕食の外食となります。

他のお客さんはまだ食事をとっている人がいなかったので参考にならず、

ピザは Senior と Mega サイズの2種あり、3人皆大きいMegaサイズを注文しました。

緑の芝生を前にのんびりくつろげるピッツェリア
La Taverne
住所: 2 Rue du Pont de Couilly, 77174 Villeneuve-le-Comte
電話:+33 1 60 04 80 53

デカい!メガサイズ
運ばれてきたピザがあまりに大きく、3人共思わず笑ってしまいました。

卵がちっちゃ!この卵、普通のサイズです。

フォークの大きさと比べると、、、なんとピザが大きいのでしょう!40㎝前後です。

日本のピザハットのピザのサイズと比べてみると、Lサイズ30cmで3~5人前だとか…

それはそれで少なめかもしれませんが、それ以上のピザが3皿だから大変な量です。

どこから手をつける?
テーブルに乗りきらないほどのサイズのピザで、しばらく唖然失笑。

Seniorサイズにしておけばよかった (^.^;


カルツォーネも負けずに大きく、中身のハムやチーズがたっぷり。

また雲行きが怪しくなり、風でナプキンが飛び、ポツポツと雨が落ちはじめました。

結局食べ切れず残りはテークアウトのピザの箱に入れて持ち帰り、

翌日のランチにまわすことになりました。

ボーイのお兄さんが終始いい笑顔で接客してくれました。

ボトルのワイン1本とピザ2枚とカルツォーネの合計が55ユーロ弱!安!

10日目 ジヴェルニー Giverny モネの家と庭園

シャルル・ド・ゴール国際空港の駐車場を出た後、車を停め

用意していたランチを食べながら目的地を設定。

旅行に出る時にいつも活用しているのが『地球の歩き方』。

新品価格
¥1,836から
(2015/5/16 00:53時点)

ネット環境が悪くても本はいつでも見られるので役立ちます。

目的地は、CDG空港から約92kmに位置するジヴェルニー Giverny。

今乗っている車の運転に慣れている私が引き続きハンドルを握ります。


ルートを見ると、午前中に立ち寄った村オヴェール・シュル・オワーズを通過します。

2ヶ所寄れるようならCDG空港の後、オヴェール・シュル・オワーズ、

そしてジヴェルニーと周った方が時間や行程に無駄がなさそうです。


こちらはモネが生涯の半生(43年)を過ごした場所となります。

パリのオランジュリー美術館の『睡蓮』を観て圧倒され、

その絵の舞台はいつか見たいと思っていました。

見てみないことにはあの絵の世界が自宅のお庭だったなんて想像もつきません。


現地周辺に着くと駐車場の案内標識が見えてきたので車を停めます(無料)。

落ち着きのある石造りの家々


駐車場の標識案内は幾つかあり中でも遠い方に停めたようで、ひたすら歩きます。

左右の家並み、緑の樹木や壁に伸びたアイビーが涼しい感じです。



http://www.route-normandie-vexin.com/

La Route Normandie Vexin は、パリからルーアンの間のセーヌ沿いの街道。

ジヴェルニーを含めお城や教会、美術館、村など魅力的な場所があります。

まだ日本語ではあまり記載がないようで、次回のメモ書きとして残しました。


Fondation Claude Monet 

住所 : 84 Rue Claude Monet, 27620 Giverny
電話 : +33 2 32 51 28 21

トップページはフランス語、英語だけでなく日本語でも見られます。

窓口はチケット売り場の長い列が出来ていました。

HPよりオンラインチケットを購入しておくと並ばずに入れるようです。

入場料は大人9.5ユーロ、学生5ユーロ。(2015年現在は学生料金が6.5ユーロ)



上の写真の家がモネの家。家の中は撮影禁止となっています。

最初に家の中から見学して回りました。

モネのコレクションの浮世絵が多数飾られています。

いかに日本の美術に影響を受けていたのかが伝わってきます。


モネの家側から庭園のトンネルを撮影
竹藪があり、きれいな水の流れる小川があります。
モネが手掛けた睡蓮の池。
池に掛かる緑の太鼓橋

この辺りから、ポツポツと雨が降り始めました。
モネの家を背景に庭園のアーチを撮影
色々なカラーの花々、アーチを中心にシンメトリーに植えられているそうですが、

伸び具合はバラバラで自然な感じに育っていました。

8月初旬とは言えまだまだこれから伸び広がりそうなこのアーチはバラ。

これからさらに立派なグリーンと鮮やかなバラのトンネルを作ることでしょう。


広い庭園を鑑賞した後、トイレに行き、出口に向かいました。

外はスコールのように激しい雨がバリバリと音を立てて降っていました。

あの青空はどこへ行った!? いきなりの豪雨でした。

しばらく待っていたのですが、待ちきれず駐車場を目指しダッシュ!

それが遠い遠い!全身を叩きつけるように大粒の雨が降り、全身びしょ濡れ。

着ている服が重くなるほど雨に打たれたのはこれが初めて。


トランクからタオルや洋服を出し、車中で着替えられる範囲は着替えたのですが、

雨が止むのを待たず走り出した私と息子に付き合って走った主人が、

「局部的に降ってきている雨なんだから、何でもう少し待てなかった?」

と珍しく怒っていました。そんなに怒らなくても…と息子と二人沈黙。

内心、呆れたほど濡れてしまったので、笑えてくるのを抑えながら…m(__)m

カメラやスマホを出したり写真に撮り収める余裕もありませんでした。

バッグに入れていたスマホは本体とカバーの間にまで水が浸水。

持っていた地球の歩き方もびっしょり。後で乾かしたのですがバリバリ。

今もそのガイドブックを見るとあの時の雨を思い出します。

駐車場は何ヶ所かあるので、出来る限り近い所に停めないといけませんね。


モネの庭を模した庭園が日本でも見られるようです。

ご参考まで>>「浜名湖ガーデンパーク」 「北川村 モネの庭(高知県)」